瞬間が全てさ

その時々、考えた事。音楽や映画や本。エレファントカシマシに関するもの多め。

エレカシとの出会い

私がエレカシを初めて聞いたのは九年前の2008年。

当時私は18歳で、二つ年上の恋人がエレカシ好きだった。

恋人は音楽が好きで、家にはCDやキーボードが置いてあった。

たぶんその家から適当に借りて、適当に聞いていたんだと思う。

 

何を初めて聞いたのかは覚えてないけれど、好きだから流して!と車でよく言っていたのは「ハロー人生!!」とか「今はここが真ん中さ!」だったと記憶している。

「冬の朝」は大学からほど近い彼氏の家からの通学時によく聞いていた。

と、なると初めて聞いたのはアルバム「startingover」か「自選作品集EMI胎動期」あたりなんだろうか。

 

ともかく、それから彼氏はエレカシの新譜が出れば買っていたし、DVDなんかも二人ソファーに並んで見ていたわけだ。

朝起きたら彼氏が「エレカシ活動休止だって!!」と騒いでいたり、「TEKUMAKUMAYAKON」のミュージックビデオを見て笑ったり、まあそういう日常があった。

私たちは結婚式で「笑顔の未来へ」を馴れ初めビデオに使った。ありがちな話だよね。

初めて二人で行ったエレカシのライブは、25周年記念のさいたまスーパーアリーナで、その前から狙っていた野音のライブはチケットが取れなくて、音漏れを聞きに行ったこともあった。

 

そんなこんな結構楽しい生活を送っていたはずなのに、私はまた生まれたときと同じ苗字に戻った。

人付き合いって儚いな。なんて最近はよく思う。

惰性でつながったままのSNSに、私のことを好きだ嫌いだと言った人たちが今の恋人との旅行日記を綴っていたりするわけだ。

まあそんなもんだろうと思うし、人のこととやかく言えた義理ではないし。ね。

 

そんなことを漫然と考えながら日々を過ごし、つい先日30周年ツアーベイシア文化ホール公演の日を迎えた。

 

あああ。私が生まれ育った群馬県、元恋人が育った群馬県、新婚生活を送った前橋!

(つづく)

(かもしれない)

 

 

 

当時、恋人からプレゼントに貰ったiPod
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エレカシは好き勝手に曲を詰め合わせたプレイリストがひとつ入っていた

一曲目が「冬の朝」で一番多く聞いていたのが「桜の花、舞い上がる道を」、最終再生日は2011年の4月らしい


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